
・遠い未来、地球はどう変わっているんだろう?
・もし1億年が経過したら?
このような疑問を持つ読者様を想定しています。
(あんまりいないかもしれませんが笑)
皆様は、1億年後年後の地球の姿を想像できますか?
(多分できないと思います笑)
しかし何と、そんな遠い未来の地球に関して研究する人たちがいるのです!
そして、そんな第一線の研究者たちの検証によると
1億年後には、地球がめちゃくちゃ暖かくなるそうです。
本記事を書いている私は、物理学者として働いています。
そんな私が、1億年後の地球に関して分かりやすく解説したいと思います。
なお他にも、未来の地球に関して以下の記事で解説しております。
合わせてご覧頂けると幸いでございます。
1億年後の地球
地球の気温が4〜5度上昇する
1億年後が経過するここまでの過程で、寒冷の氷期、温暖な間氷期を繰り返していきます。

そして1億年後には一気に地球の気温が上がり、長期的な温暖気候が訪れると言われています。
1億年後の地球は、今よりも平均気温が4〜5℃高くなると言われている。
温暖な気候になれば、動植物もすくすく育つため、生態系も多様化していきます。
ここまでの話を聞いて

1億年後になって
急にどうしてそこまで地球が暖かくなったんだろう?
と言う疑問を持った人もいるかもしれません。
その答えは結論から言うと
1億年後には、火山活動が活発化するから
です。
ご存じの方もいるかもしれませんが、地球の大陸はゆっくり動いています。
そのプレートどうしの衝突で火山活動が起きます。(下図参照)

https://www.kg-net2005.jp/study/nihonrettou.html より引用。
大陸の移動はとてもゆっくりなので、100万年単位の時間では、ほとんど変化がありません。
しかし、さすがに1億年も経つと、大陸の位置は大きく変わります。
その結果、大陸プレートどうしの歪みが大きくなり、今よりも火山活動が活発になるのです。
火山活動が原因で、多くのマグマが噴き出て、二酸化炭素や硫化水素などの「温室効果ガス」を大量に放出します。
温室効果ガスは読者の皆様も聞いたことがあるでしょうか?
そうですね、あの悪名高き「地球温暖化」原因ですよね。
火山活動が原因で、1億年後には、今とは比較にならないほどの温室効果ガスが生まれるのです。
その結果、地球の平均気温が4〜5度上昇します。
地球温暖化の究極形ですね。
(逆に、温室効果ガスが少なすぎると、地球が全て凍りついてしまう可能性もありますので、それはそれで問題です。)
今でも地球温暖化が騒がれていますが、1億年後にはもっと凄い温暖化がやって来ます。
北極と南極の氷が全て融けて無くなる。
先ほどのパートで「地球の平均気温が4〜5度上昇する」と言う話を聞いて

え?たったそれだけしか上がらないの?
4〜5℃上がったくらいじゃ、今とあまり変わらないんじゃないの?
と思う人もいるかもしれません。
しかし、それは大きな間違いです!
もし平均気温が4〜5℃高くなったら
北極と南極の氷が全て融けて無くなる
のです。
今でも、地球温暖化で南極の氷が融けることが、ニュースとかで話題になっていますよね?
1億年後には綺麗さっぱり無くなります。
そして、もし南極の氷が全て融けたら
地球の海水面が100メートル上昇
します。
もしそうなったら、東京23区どころか
関東平野一帯が海の底になります。(下図参照)

https://lne.st/2014/01/21/south-pole-ice/ より引用
まぁ、1億年後には大陸が変形し過ぎて、どこが東京23区でどこが関東平野なのかも分からないと思いますが笑
そして、関東平野だけでなく、南極大陸も驚きの変貌を遂げます。
なんと
1億年後には、南極が緑豊かな森林地帯になる
と言われています。
今と本当に真逆の世界ですね!
こうなる原因は、温室効果も勿論そうですが「南極大陸自体も北に動く」のが特に大きいです。
つまり、南極大陸が赤道に近くなるため、必然的に気温が上昇し、その結果、緑豊かになるのです。
地球温暖化もここまで進むと恐怖ですね。
まとめ
- 1億年後には、活発な火山活動が原因で、地球の平均気温が4〜5度上昇する。
- その結果、北極と南極の氷が全て融けて無くなる。
- 南極大陸が、緑豊かな森林地帯になる。
参考書籍
生物学、地質学、気候学における一流の研究者たち、未来の生物を予想したテレビ番組
「THE FUTURE IS WILD(フューチャー・イズ・ワイルド)」
それを書籍化したものです。
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