・遠い未来、地球はどう変わっているんだろう?
・人類はちゃんと生存できているのだろうか?
このような読者様を想定しています。
(あんまりいないかもしれませんが笑)
皆様は、500万年後の地球の姿を想像できますか?
こう聞かれて、胸を張って「はい!」と答えられる人は少ないかもしれません。
本記事では、そんな500万年後の地球における想像を絶する世界について、物理学者として働いている私トーマが、分かりやすく解説したいと思います。
なお他にも、未来の地球に関して以下の記事で解説しております。
合わせてご覧頂けると幸いでございます。
500万年後の地球は「氷河期」を迎える!?
なんと、500万年後には、地球は氷河期を迎えると言われています!
こちらが500万年後の地球の予想図です。
https://www.deviantart.com/xelku9/art/Future-World-5-Million-years-324473173
より引用
今の地球と違って、北極と南極の氷が拡大しているのが分かりますね。
北半球なんて、ロシアやカナダのほぼ全てが氷に覆われています。
当然、寒くなると、生き物は暖かい場所を求めて赤道付近まで移動します。
氷に覆われている場所には住めないので、残り少ない暖かい場所に多くの生物が集中するのです。
つまり、限られた生息地域の奪い合いになると言うことです。
氷河時代には植物や食べ物も少なくなるため、今の時代よりも生存競争が激しくなります。
その結果、500万年後には多くの種が生存競争に負けて、大量絶滅を迎えると言われています。
さらに驚くべきことに、この記事を作成した際に参考にした「フューチャーイズワイルド(参考文献参照)」と言う本の言葉を借りれば
「人類は500万年後の氷河期で絶滅する」
とのことです。
ちなみにこの本の内容は、第一線で活躍する多くの研究者たちの検証に基づいています。
決して、デタラメな仮説ではなく、信憑性も高いと言えます。
各地域の環境
そんな人類がいなくなってしまった氷河期の地球ですが、この時代には現代とは全く違った環境が広がっています。
これをもう少し詳しく見ていきましょう。
北アメリカ大陸 - 不毛の地になる
特に劇的な変化を示すのは北アメリカ大陸です。
今でいうカナダ、アメリカ、メキシコのある場所ですね。
この北アメリカ大陸、500万年後には
「ほぼ全域が不毛の地と化す」
と言われているます。
今と全然違いますね!
今は、数億人の人が住んでいます、小麦とかの生産も多い豊潤な土地というイメージだと思います。
しかし、先ほどの図にもありましたが、カナダのほぼ全域が氷に覆われています。
そして氷がない地域は、ほぼ全てが砂漠になると言われています。
本当の意味で、草木一本生えない不毛の地になってしまうのです。
こんな地では、人類が生存できないのも納得ですね。
南アメリカ大陸 - 乾燥した草原が広がる
北アメリカの他に、南アメリカも激変します。
南アメリカといえば、今ではアマゾン地域に広がる世界最大の熱帯雨林が有名ですね。
しかし、500万年後には熱帯雨林の大部分が消滅し、乾燥した草原が広がると言われています。
今で言う、アフリカのサバンナみたいなものですね。
アマゾンといえば、世界一雨が多い地域として有名ですが、500万年後の未来では乾燥してしまいます。
これも、現代とは真逆の世界ですね。
その他の地域 - 地中海は干上がり、ヨーロッパは雪国に
他の地域でも、例えば地中海の水が全て干上がってしまいます。
その結果、海にあった塩だけが残り、かつて地中海のあった場所は、膨大な塩の台地へと変貌します。
また、北だけでなく、フランスやイタリアなどの、比較的南にあるヨーロッパですら、ほぼ全域が雪国になってしまいます。
だが、完全に氷で覆われるわけではなく、苔などがうっすら生えるみたいです。
今で言う、ロシア北部のツンドラの地帯みたいですね。
500万年後には大陸の形は今とあまり変わりませんが、環境はまるで別の星みたいですね。
まとめ
- 500万年後には、地球は氷河期を迎える
- 少ない土地、食料の奪い合いになり、生存競争に負けた生物が大量絶滅する
- その絶滅する種の中には人類も含まれる
- 大陸の多くが氷に覆われるなど、地球環境は今と全く違うものになる
参考書籍
生物学、地質学、気候学における一流の研究者たち、未来の生物を予想したテレビ番組
「THE FUTURE IS WILD(フューチャー・イズ・ワイルド)」
それを書籍化したものです。
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