
- IELTSのスコア7.0以上を目指しているけど、どうしたら良いか右も左も分からない
- IELTSの勉強が全く進まない。もしかして、自分はIELTSに向いていないのではないか?
- IELTS経験者の、学習方法や体験の詳細を知りたい
こういった悩みを抱えた読者さんを想定しています。
本記事および本体験記シリーズでは、海外の大学院や企業に進む際に必要となる英語試験「IELTS」の学習法や過程について
筆者自身がスコア7.0に達した体験談
を交えて解説いたします。
※なお、私が受験したのは「IELTS Academic module」の方です
本記事は、IELTS体験記シリーズの Part4 です。
3回目の試験までの経験を通して、方針と自信が少しずつ確立し始めました。
4回目と5回目に向けた勉強は、ほとんど同じことの繰り返しなので、目標スコア7.0に達するまでを一挙に記述します。
本体験記シリーズの他の記事を以下に記しますので、是非ご覧いただけると幸いでございます。
4回目の試験まで:約1ヶ月半
4回目の試験に向けての心構え
前回の記事
でも述べましたが、単語帳「IELTS3500」を用いて、語彙力を数ヶ月間かけてコツコツ積み上げることで、IELTS学習学習における力強い土台が形成されていることを実感しました。
こうした語彙力向上への自信を背景にして、以下のような心構え、4回目の試験に臨みました。
- Listeningの問題演習を本格的にやりたくなった
- Speakingで自分の色を出したり、長い文を喋ったりして、解答をブラッシュアップしたくなった
「IELTS3500」の例文を覚えていくことで、他人の英語のスピーチを聞いていても

あれ?なんか聞いたことがあるフレーズだな?
と言う機会が格段に増えました。
過去に覚えた例文や英文の記憶が助けてくれたおかげで
多少聞き取れない部分があっても、しゃべっている内容を推測できるようになりました。
また前回の試験勉強を通して、「英語を聴く習慣」を作る努力をしたことで、英語を聞く事への抵抗感が(少しだけ)下がりました。
Listeningの問題演習もやっていけるかもしれないという、自信がついてきました。
また、Speakingでは、今まで参考書の模範回答を暗唱して臨んでいましたが、これまた語彙力の向上に伴い「模範回答をアレンジして自分自身の解答作りたい」と言う感情が湧いてきました。
本当の英会話みたいに、自分自身の話をしたくなってきたのです。
それをWordに書き込んで、オリジナルのカンペを作って覚えていました。
4回目の試験までにやったこと
4回目の試験に向けての目標は以下のとおりです。
Listeningでスコア6.0以上をとる
なお、4回目の試験に向けてやったことは以下の通りです。
- 単語帳:「IELTS3500」のスコア7.0レベルまでの単語に付随する例文500個を新たに覚えた。1日20例文を目安に覚えた。7.0レベル以下の例文に関しては、何も見なくても再現出来るようにした。(要は、今までと同じ)
- Reading:やることはこれまでと全く一緒。1冊目の過去問はほぼやり終えたので、次回の試験までに2冊目の過去問に含まれる4回分の試験をやり込んだ。この時、文章中に出てくる知らない単語を全て頭に叩き込んだ。また、文章の中で意味が理解できなかった文をノートに写経し、その構造を細かく調べ、その文を丸ごと覚えた。その上で、間違えた問題に集中して、正解の根拠もノートに書き込んで覚えた。
- Writing:やることはこれまでと全く一緒。新しい参考書には手を出さず、「IELTS ブリティッシュカウンシル公認問題集(※以下、「公認問題集」と略記)」のWritingの解答例で覚えたことを忘れないようにしただけ。
- Speaking:やることはこれまでと大体同じ。Part 1&2 に関しては「公認問題集」で覚えたことを忘れないようにした。また、今までの試験で使っていたSpeaking用のカンペをアレンジして、より凝った回答を作るようになった(ただし、あまり無理はしなかった)。ここに来て、Part3の回答も本格的に覚え始めた。今まではPart3は適当に済ませていたが、これも無理のない範囲で、回答を覚えていった。
- Listening:「過去問」のListeningパートを徹底的にやり込んだ。Readingの勉強と同様に、聞き取れなかった部分、意味が理解できなかった部分、および問題の正解に直結する部分をノートに写経し、その構造を細かく調べ、その文を丸ごと覚えた。ノートに書き込んだ英文を自分でも発音できるように練習した。その上で、間違えた問題に集中して、正解の根拠もノートに書き込んで覚えた。結局、Litesningのやり込みは過去問1冊分しかできなかった。
一日のスケジュールは以下の通りです。
各勉強時間パートの割り当ては

- 早朝(90分):Writing(30分)、Speaking(30分)、単語(30分)
- 日中(+α分):Listening(Youtubeでの講義動画)。
「大学院入試対策」の部分でやりました。 - 深夜(90分):Reading(30分)、Listening(60分;公認問題集)
なお、単語帳やSpeakingは、通学途中にも思い出す練習をしました。
精神的には、この期間が一番キツかったです。
というのも7〜8月には
- (日本国内の)大学院入試
- 部活の大会
が近づいているのもあり、IELTSの勉強だけでなく、部活と大学院入試対策がピークに達してかなりピリピリしていました。
これまで習慣として行なってきた筋トレですが、この過密なスケジュールの中で、どうしても削らざるを得ませんでした。
それがとても辛かったです。
試験の結果
主にListeningに重点を置いて勉強し、問題演習やYoutubeでの英語聴解を積んで、以前より今までで一番自信を持って試験に臨むことができました。
4回目の試験のスコアは以下の通りです。
Listening | Reading | Writing | Speaking | Overall |
---|---|---|---|---|
6.0 | 7.5 | 6.5 | 6.5 | 6.5 |
うっわ…あと一歩足りない…。
Listeningがあと0.5点取れれば、目的達成でした。
確かに当初の目標であるListningスコア6.0こそ達成できましたが、正直これは、かなりキツかったですし、心が折れる一歩手前まで来ていました。

いや、あとたったの0.5点じゃん。
もう少しで目的達成なんだから心が折れる必要ないじゃん。
と思う人もいるかもしれませんが、そうじゃないのです。
(この気持ちは、当事者にしか分からないかもしれません。)
語彙力向上につれて、スピーチの内容を理解できるようになってきた気がしたのに…
Reading、Writing、Speakingに加え、Listeningの勉強方法もようやく安定してきたのに…
部活の大会に向けての練習と合わせてあんなに精神を削って頑張ったのに…
英語の勉強も今までにないくらい調子良くて、今思いつく限りの手段を、ほぼ理想通りに実行できたのに…
ここまで理想的な状況で、精神を削ってなおあと一歩足りない状況は本当に心に来ました。

ここまでやってダメなら、本当に打つ手がないよ
と絶望しました。
このIELTS体験記の中で、一番心が折れた瞬間かもしれません。
5度目の試験まで:約1ヶ月半
5回目の試験に向けての心構え
4回目の試験を終えて、目標スコアを惜しくも達成できませんでしたが、もうこれ以上良い手段が思いつく気がしませんでした。
自分の習慣や勉強の方法を反省して見返しても、間違っているとは思えませんでした。
そこで悩みに悩んだ末に、5回目の試験に向けての目標を以下のように設定しました。
4回目の試験で実施した学習を継続する
これしか思いつきませんでした。

スコアを達成できなかったのはやり方の問題ではなく
勉強の量が足りなかっただけでは?
という仮説を立て、検証する目的で5回目の試験に臨みました。
なお、もしここで目的を達成できなかったら、その時は自力での勉強を諦めて塾に通おうと思っていました。
5度目の試験までにやったこと
なお、5回目の試験に向けてやったことは、4回目のものとほぼ全く一緒ですが一応書いておきます。
- 単語帳:「IELTS3500」のスコア7.5レベルまでの単語に付随する例文500個を新たに覚えた。1日20例文を目安に覚えた。ここに来て「IELTS3500」に登場するすべての単語の例文を暗唱できるようになった。
- Reading:次回の試験までに3冊目の過去問に含まれる4回分の試験をやり込んだ。この時、文章中に出てくる知らない単語を全て頭に叩き込んだ。また、文章の中で意味が理解できなかった文をノートに写経し、その構造を細かく調べ、その文を丸ごと覚えた。その上で、間違えた問題に集中して、正解の根拠もノートに書き込んで覚えた。ここに来て、購入した3冊の「過去問」をやり込んだ。
- Writing:やることはこれまでと全く一緒。新しい参考書には手を出さず、「IELTS ブリティッシュカウンシル公認問題集(※以下、「公認問題集」と略記)」のWritingの解答例で覚えたことを忘れないようにしただけ。
- Speaking:やることはこれまでと大体同じ。Part 1&2 に関しては「公認問題集」で覚えたことを忘れないようにした。また、今までの試験で使っていたSpeaking用のカンペをアレンジして、より凝った回答を作るようになった(ただし、あまり無理はしなかった)。Speakingのパート3に関しては結局すべてを覚え切るに至らず、試験本番はアドリブで済ませていた。とにかく、Part 1 & 2 を完璧にすることにこだわっていた。
- Listening:「過去問」のListeningパートを徹底的にやり込んだ。Readingの勉強と同様に、聞き取れなかった部分、意味が理解できなかった部分、および問題の正解に直結する部分をノートに写経し、その構造を細かく調べ、その文を丸ごと覚えた。ノートに書き込んだ英文を自分でも発音できるように練習した。その上で、間違えた問題に集中して、正解の根拠もノートに書き込んで覚えた。
一日のスケジュールは以下の通りです。
各勉強時間パートの割り当ては

- 早朝(90分):Writing(30分)、Speaking(30分)、単語(30分)
- 日中(90分):単語の復習(45分)、Speakingの復習(45分)
- 深夜(90分):Reading(30分)、Listening(60分)
なお、単語帳やSpeakingは、通学途中にも思い出す練習をしました。
ご覧の通り、これまで(平日の)日中に行なっていた「大学院試験の勉強」をやめて、これをIELTS対策に充てました。
その結果、平日の勉強時間が4.5時間/日に増えました。(むしろ土日の方が勉強時間が少ない;3.0時間/日)
正直、大学院試験の勉強は十分できていた自信がありましたし、あとは土日に最終確認の作業だけをやれば十分だろうと判断し、上記のようなスケジュールを組みました。
この時期は
- (日本国内の)大学院入試本番
- 部活の大会本番
と被っていたこともあり、IELTSの勉強にうまく取り組めない日もありました。
しかし、大会や大学院入試などの日でも、「IELTS3500」の英単語の勉強だけは欠かしませんでした。
とにかくこの期間は、勉強の「量」にこだわっていたため、たとえスケジュールが過密で合っても、勉強量だけは損なわないことを心がけていました。
たとえば
- 大会や試験の移動の電車内
- 歩いているとき
など隙間時間にも取り組むことで、かろうじて勉強時間をかき集めていました。
試験の結果
5回目の試験のスコアは以下の通りです。
Listening | Reading | Writing | Speaking | Overall |
---|---|---|---|---|
7.0 | 7.5 | 6.5 | 7.0 | 7.0 |
え?7.0取れちゃった…。
それが、率直な感想でした。
大会や大学院試験と被っていて、思うようにスケジュールを確保こそできず、今回はあまり自信がありませんでした。
今回も厳しい戦いになると思って臨みました。
(試験本番の手応えは覚えてないです)
想像以上にあっさり終わってしまった印象です。

お、終わりでいいんだよね?
喜びと同時に少し戸惑っていたのは覚えています。
この時期に心がけたこと・気がついたこと
5回の試験を通して、あっさり終わってしまったとはいえ、それでも得た学びはありました。
大切なのは「量」
元も子もないかもしれませんが、結局これに尽きると思いました。
スコアを伸ばすためには、コツコツと継続し「勉強量」をこなさなくてはいけないという、当たり前すぎる事を、この後に及んで理解できるようになりました。
以前の私は、勉強の効率や手段にこだわって、結局何も取り組めないなどのことがよくありましたが、IELTSの勉強を通して、自分の仕事への取り組む姿勢を大きく変えてくれたのはありがたかったです。
(ここで得た姿勢は、今でも継続しています。)
- 勉強や仕事の遂行に有効な手段は、実際に動いてみて、後から思いつくことが多い(案ずるより産むが易し)
ということを学びました。
Listening(など) を伸ばす方法は、結局のところ「語彙力」
リスニング学習を振り返ってみると、聞き取れない部分の多くは、聞き取り能力の問題というより
読まれている英文そのものが分からない or 馴染みがない
ことがほとんどだということに気がつきました。
これまでの学習過程で
- 「IELTS3500」の例文
- 「過去問」や「公認問題集」のReadingやListeningなどの英文
を地道に覚えて暗唱できるようにすることを続けてきましたが、これにより多くの単語・熟語・フレーズに触れてきたことで、新しい英文を聞いても

あれ?なんか聞いたことがあるフレーズだな?
という機会が増え、英文への理解が格段に深まりました。
なおこれは、Listeningに限らず、他のパートでも全く同じことが言えると思いました。
巷では「筋肉は全てを解決する」と言うフレーズがありますが
ここで私が得た学びは「語彙力は全てを解決する」ということです。
おわりに
本体験記シリーズも完結に至りました。
もちろん私の経験談全てが参考になるとは思いませんが、これまでのシリーズの体験談の中で、ほんの少しでも読者様の参考になる部分がありましたら、私にとって何にも代え難い喜びでございます。
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